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ゆっくり茶番劇をわかりやすく解説!炎上までの経緯もまとめてみた!

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ツイッターで「#ゆっくりを返せ」がトレンド入りしたり、ネット上でも大炎上となった

「ゆっくり茶番劇」騒動とは一体何なのか?

この記事では、「ゆっくり茶番劇騒動」をざっくり説明していきます。

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目次

ゆっくり茶番劇とは

まずはじめに、ゆっくり茶番劇とは何なのか?

ゆっくり魔理沙ゆっくり霊夢というキャラクターが、特徴的な機械音声で話す動画で、

「ゆっくりしていってね」というフレーズから「ゆっくり動画」と呼ばれています。

このキャラを使ったコンテンツは、「ゆっくり茶番劇」「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」など

「ゆっくり」の文言が記載されているのも特徴の一つです。

ゲーム東方Projectのキャラクターをモチーフに作られたもので、

製作者たちはこのキャラクターを使って、誰でも自由に動画を投稿して良い

としています。

「ゆっくり実況」や「ゆっくり解説」など、

複数のサイトに1000万件以上が投稿されていると言われています。

ゆっくりの始まり

ゆっくりはもともと、東方Projectのキャラクター「博麗霊夢」(はくれいれいむ)と「霧雨魔理沙」(きりさめまりさ)の二次創作から生まれたものです。

このキャラクターは「東方Project(東方シリーズ)」の「ゲーム」のキャラクターから生まれました。

1996年にブロック崩しゲームとして始まったようで、このゲームは二次創作が非常に盛り上がりました。

そんな中、伝説の日本最大の掲示板「2ちゃんねる」にひとつのAA(アスキーアート)が投下されました。

東方シリーズに登場するキャラクター「博麗霊夢」と「霧雨魔理沙」の顔だけのAA「ゆっくりしていってね」です。

この2キャラクターはそれぞれ「ゆっくり霊夢」「ゆっくり魔理沙」と呼ばれています。

そしてこのアスキーアートをイラスト化したことで、ゆっくりはさらに話題に。

「ゆっくり」は人気となってまたたく間に拡散され、色々な派生をして現在進行系で今に至ります。

まんじゅうなどとも呼ばれ多くの人に親しまれていますね。

そして東方Projectの他のキャラクターを“ゆっくり化”する二次創作、三次創作が流行した他、東方Project以外のキャラクターをゆっくり化する風潮も誕生します。

このゆっくりに合成音声をつけたものが、ゆっくり茶番劇やゆっくり解説などになります。

この二次創作、三次創作について、原作がある以上、自由に使ってもよいものか?となり、大元の上海アリス幻樂団さんに問い合わせたところ、「いいですよ」という超神対応!

以降自由に使えるものとなっています。

上海アリス幻樂団さんの善意と、圧倒的な器のデカさに感動しかありませんね。

上海アリス幻樂団は、同人ゲーム・同人音楽を制作している同人サークル(日本)です。

代表は「ZUNさん」という方のようです。

ゆっくりにはガイドラインは存在します。

あまりにも過激なものはNGもあり過去に政治的なものでそういうこともあったようです。

ゆっくり茶番劇

ゆっくり魔理沙、ゆっくり霊夢、また派生したキャラを使った寸劇動画のことです。

ゆっくり実況

ゆっくり魔理沙、ゆっくり霊夢や、また派生したキャラを使って主にゲーム実況をしている動画です。

ゆっくり解説

ゆっくり魔理沙、ゆっくり霊夢、また派生したキャラを使っていろんなことを解説する動画です。

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騒動の始まり・商標登録者は柚葉さん

この度、当社はゆっくり茶番劇商標登録権を取得いたしました。

5月15日のこのツイートから始まりました。

https://twitter.com/Yuzuha_YouTube/status/1525607600250712064?s=20&t=YpAqxPgWthq_Bn-yX98Xdw

原作者でもない無関係の第三者が、「ゆっくり茶番劇」という文字の商標権を取得

この「ゆっくり茶番劇」の文字商標を使用する際は、年間10万円の使用料、1タグについては1万円が必要となると主張しました。

また商標登録には異議申立て期間があるのですが、この異議申し立て期間に公表をしていなかったことも火に油を注ぎました。

使用料についてのツイートは、現在は削除されているようです。

大炎上

先程の商標登録者のツイートからネットが大炎上!

まあそうなるでしょう…。

簡単に言ってしまえば、原作者すら商標登録をせずにいて、みんなが自由に使って楽しんでいたものを、一部とは言え、突然一利用者が商標登録したってことですから。

ツイッターでは「#ゆっくりを返せ」のハッシュタグで今現在もたくさんの人達が抗議を行っています。

https://twitter.com/Toshima0314/status/1526395617705984000?s=20&t=YpAqxPgWthq_Bn-yX98Xdw
https://twitter.com/seihaku_conara/status/1526503069093011456?s=20&t=YpAqxPgWthq_Bn-yX98Xdw

ネットは大混乱となり、始めはキャラクターが使えなくなるのか?と思った人もいたようです。

ツイッターだけでなく、書き込みサイトでも大炎上。

でもさ作者じゃないのに早い者勝ちはムカつく

他人が作成したものなのに自分の商標にするとか図々しくない?

異議申し立て期間が過ぎたタイミングを見計らって商標登録を公表したんだよ
あまりにも誠意がなさすぎて皆怒ってる

いかれてる ゆっくり実況も手を出されそうで心配

異議申し立て期間過ぎてから公表という手口は許されるもんなんだ
いくらでも悪用出来るやん

柚葉さん・大炎上のさなかに煽り?ツイートを投下

「まさか名誉毀損とかでお金稼ごうとしてる?」と深読みする人も出てきたりして、騒動はどんどん大きくなっていきます。

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ZUNさん、ニコニコ代表者などが立ち上がる

商標登録者・柚葉の所属事務所がツイートする

代理申請した事務所は

事前の調査でゆっくり茶番劇が広く知られたものではないと判断し、申請を行ったもので、手続きに問題はなかった。ゆっくりというキーワードをYou Tubeでもっと調べることができていたら、気づけたかなという後悔はあります。「依頼者が登録されるのはちょっとまずいんじゃないですかね」みたいなことを言えたんじゃないかと(テレビの取材でのコメント)

特許事務所のホームページより一部を抜粋↓

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現在ココ→商標登録者が使用料を取らないとツイート

結局、使用料は取らないこととなりました。

しかしツイッターでは今現在も「#ゆっくりを返せ」の運動が続いています

ゆっくりは多くの人達で作り上げてきた文化であり、「ゆっくり茶番劇」という言葉は誰かが独占して良いものではない、という考えの人達がたくさんいるからでしょう。

柚葉さんの発言の矛盾にネット民の怒りは増幅

東方二次創作作品の1つである「ゆっくり茶番劇」を潰すことは、東方ファン自らが最推しの東方コンテンツそのものを衰退させる好意なのです

ゆっくり茶番劇は「東方Project等のキャラクター」を用いなくとも成立します。

矛盾している!とツイッター民の怒りは増幅しておりました。

有識者が特許庁に問い合わせ

https://twitter.com/TopNews85703401/status/1526789730003607552?s=20&t=kArD6SMC9a0patXtRnkojw

署名活動も行われていますね。

ネット民たちの闘いはまだ終わっていないようです!

商標権の放棄交渉をすることに!

さすが!!!

クリエイターを守る為に商標登録出願!
かっこいい…!

同社は23日の会見で「クリエイターが安心して創作を続けられる環境を作るため」として、この問題に対するアクションを発表。「ゆっくり茶番劇」商標取得者に対する商標権の放棄交渉を行い、放棄に応じない場合は無効審判請求を行うとしています。また使用料を請求された人への相談窓口の設置、独占防止のための「ゆっくり」関連用語の商標出願を行うともしています。ドワンゴが権利行使をするための出願ではないと明言しています。この対策については、東方projectの原作者であるZUNさんからも了承を得ているとのこと。

ヤフーニュース

ZUNさんの懐が深い!

ドワンゴ専務取締役COOの栗田穣崇さんは次のようにコメントしています。「ゆっくり動画は10年以上の歴史と80万本以上の作品数を誇る巨大な文化圏です。コミュニティが築き上げてきた名称が商標登録されることでクリエイターが安心して動画を創作できる環境が害されてしまっているという現状を弊社は大変残念に感じて憂慮しております。弊社は今後も関係各所と連携をはかりながら全ての方々が安心して創作活動を楽しめる環境を守っていきたいと考えております」

ヤフーニュース

柚葉氏の動き

なお柚葉さんが所属していた配信者コミュニティCoyu.live(現在は無期限の会員資格停止処分)は、柚葉さんが「月曜日(23日)から(商標の)放棄手続きを開始する」との報告があったと伝えていますが、柚葉さんからはまだ放棄に関する発表はありません。

ヤフーニュース

官房長官がコメントする

松野博一内閣官房長官は5月24日の記者会見で、「ゆっくり茶番劇」が第三者に文字商標として登録された件について「個別の事案についてはコメントを差し控えるが、一般論として、二次創作については(中略)適切かつ正当に創作物が保護されることが重要」との見方を示した。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2205/24/news167.html#utm_term=share_sp

松野官房長官は、ゆっくり茶番劇の事案を受けて法律の見直しをする必要はあるかとの記者の質問に対し「商標権は権利者による登録の後、第三者による申し立てや審判といった制度によって事後的に権利の適切な調整が図られる」と回答。一方で「ネットを含め知的財産権を巡る状況が日々変化する中で、その在り方について引き続き不断の検討が必要」とも発言した。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2205/24/news167.html#utm_term=share_sp

2022年5月24日柚葉氏がゆっくり茶番劇の抹消登録を申請

登録抹消を行ったという投稿です。

まとめ

ゆっくり茶番劇騒動の経緯を簡単に説明していきました。
今後新たな展開がありましたら追記していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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