7月6日午前、名護市安和の沖合で、うつ伏せに浮いて漂流している男性が見つかり救助されましたが、その場で、死亡が確認されました。
この方が遊戯王の作者である高橋和希さんであったことが7日に判明し、世間は大きな衝撃を受けています。
高橋和希さんの遺体の下半身には海洋生物による損傷が見られたということです。
サメに襲われた?
7月6日に、こんなツイートがありました。
どうやらこれが遊戯王の作者である高橋和希さんだったのではないかと噂になっています。
ツイートには「サメに食べられたソロのスキューバーだそうで」と書かれています。

そして同じ6日には沖縄NEWSWEBで、名護市や諏安和の沖合で身元不明の男性の死亡が確認されたとの報道がありました。
名護海上保安署によりますと、6日午前10時半ごろ、名護市安和の沖合で、マリンレジャーの関係者から「人がうつ伏せで漂流している」と118番通報がありました。
現場に駆けつけた消防隊員により救助されましたが、その場で死亡が確認されたました。
NHK沖縄NEWSWEB
そしてこちらは高橋和希さんの遺体に海洋生物にかまれたような跡があるという記事になります。
高橋さんは、黒いTシャツにスノーケリング、水中マスク、フィンを装着し、うつぶせの状態で見つかった。下半身は下着も含め、何も着用していない状態だったという。遺体の一部には、海洋生物にかまれたような跡があるという。
日刊スポーツ
高橋さんはひとりで観光に訪れていて、きのう午後9時ごろ、高橋さんと連絡がつかないとレンタカー会社から警察に相談があり、海上保安署が遺体は高橋さんとみて調べを進めていました。消防によりますと、腹部と下半身にはサメなどの海洋生物に付けられたとみられる損傷があったという事です。
ヤフーニュース
しかし遺体に外傷はなかったとされる報道も

一体何が本当なのでしょうか?!
沖縄の海にサメはいるのか
しらべたところ、どうやら沖縄の海には人を襲う可能性のあるオオメジロザメ、イタチザメ、ホオジロザメがいるようです。
オオメジロザメによる事故は多く、1996年、1997年には宮古島でオオメジロザメに遭遇した男性がサメに襲われて死亡する事故も起きています。
イタチザメによる事故もあります。2000年の宮古島の砂山ビーチでの事故で、サーフィン中の男性が襲われ死亡しています。
ホオジロザメによる事故は報告されていませんが、目撃情報はあります。しかも2016年には、沖縄本島の人気観光地である北谷町のビーチで目撃情報があります。
2019年夏に地元新聞社の電子版に、那覇市内の国場川でオオメジロザメが目撃されたという記事が掲載されました。オオメジロザメは、過去に沖縄近海で人を襲ったこともある危険なサメ。しかもオオメジロザメは、サメの中でも淡水でも長時間適応することができる珍しい特性があります。
http://antaikyo.com/ 沖縄海の家



日本におけるサメの被害は少ない
調べると日本でサメに襲われて亡くなるというのは非常に少ないようです。
日本におけるサメの被害はそれほど多くないが、1992年には瀬戸内海で潜水漁をしていた男性がホオジロザメに襲われて亡くなったと考えられる事故が起きて話題になった。死亡事故を含むサメ被害は、日本でほぼ毎年一件ほど報告されている。
ヤフーニュース
これは「死亡事故を含むサメ被害」と記載されていますので、サメによる死亡事故は年間に1件もありません。
日本では1580年から2020年までの間に、52件のサメによる死亡が発生してるようです(https://musea.blog/より)が、これって440年の間に52件ですから、確率としてはかなり低いですね。
またサメに襲われたような傷や損傷があったからと言って、サメに襲われたことが直接の原因であるかと言われるとそうでもないこともあるということです。
亡くなった後サメによって遺体が損傷したということもあるからです。
まとめ
こうして見てみると、高橋和希さんの死因も必ずしもサメに襲われたことが直接の原因とは言い切れないのではないでしょうか。
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