2023年1月29日に拡散された、回転ずし大手のあきんどスシローで行われた迷惑行為動画が大炎上。
動画の内容を見れば大炎上も納得です。
この動画を見て多くの人が「スシローに行きたくなくなる」「回転寿司そのものが怖くなった」とネット上でつぶやいています。
これに対してスシローは迷惑行為に対し刑事民事の両面で法的に対処することを発表しました。
一体賠償金を払うことになった場合、金額がどのくらいになるのか過去の事例を踏まえて調査します。
炎上となったスシローでの迷惑行為とは
こちらの動画が大型インフルエンサーによってツイッターにあがると、瞬く間に拡散され大炎上となりました。
スシローが迷惑行為(醤油などをペロペロ舐めるなどの一連の行為)に刑事民事法的に対処を発表
当社といたしましては引き続き刑事、民事の両面から厳正に対処してまいります。
このようにはっきりと声明をだしたスシローに対しては称賛の声があがっています。
スシローの損失は168億円?
ツイッターでは「一夜にして168億円消失」というツイートも。
スシロー炎上、迷惑動画の損害賠償金額はいくら?
それではここで過去の迷惑行為に対するお店、企業側が損害金額を請求した事例を見ていきましょう。
東京都多摩市のそば店『泰尚』の迷惑行為炎上動画
東京多摩市の蕎麦屋さん「泰尚」のアルバイトの多摩大学の学生たちが度を越した悪ふざけ画像を投稿。
大炎上となりお店には常連さんなどから「不衛生だ。お金を返してほしい。」と言われたり、全国からかかってくる電話が鳴り止まない状態に。
そして投稿の約3か月後、店は閉店に追い込まれ破産してしまいます。
当時の負債は3300万円。
ツイッター投稿が破産の引き金になったことは明らかでした。
経営者側はアルバイト従業員の多摩大生たちに計1385万円の損害賠償を請求する裁判を起こし、約200万円で和解になったということです。
ブロンコビリー足立梅島店にアルバイト店員の迷惑行為動画
店員が冷蔵庫に入って撮影した写真をTwitterに公開したことで大炎上しました。
店舗を運営するブロンコビリー(名古屋市)は8月12日、「このまま営業再開することは許されない」として同店の閉店を決めたと発表します。
店側は後日この店員に損害賠償を請求したということで、2000万円の請求と言われていましたが、最終的に500万円になったと言われています。
くら寿司アルバイト店員による迷惑行為動画
これはくら寿司のアルバイト店員が、捌いた魚をゴミ箱に入れて、それを取り出してまた調理をする、といった内容の動画でした。
この動画によりくら寿司は27億円の損害が出たということで、民事・刑事事件での法的措置を取りました。
アルバイト店員に1000万円以上の賠償金を請求したという話もあります。
以上の過去の事例を見ると、1000万円以上は確実、損害金額168億と言われているので、それ以上になる可能性が高いのではないでしょうか?
しかし、請求されたとしても請求した金額がそのまま通るかといったらそうではない場合が多いですので、着地点はもっと低い金額になるような気もします。
今回の騒動を発端に他の回転ずし店やうどん店などでの迷惑行為が発覚しており、模倣行為が続発するおそれも危惧されている。まさに「食の安全」が脅かされている状況であり、スシローの対応は飲食業界全体に影響を及ぼす可能性が高く、業界や識者、消費者から「徹底して厳しい対応を」と望む声が多くあがっている。そうした社会的なムードも損害賠償請求への機運を高めそうな気配で、裁判で認められるかどうかはともかく、請求額は「数十億円から100億円規模」になるとの見方もある。
ビジネスジャーナル
そして例え払えなくて自己破産したとしても、全ての損害賠償義務がなくなるわけではありません。
実は、被害者の救済の観点から、一定の悪質な不法行為に基づく損害賠償義務は、自己破産の手続でも支払義務が残る(非免責債権)こととされています。
スシロー他回転寿司に行きたくなくなるという声
スシローがんばれ!の声
まとめ
損失168億円てすごいですね。
回転寿司という営業スタイルが破壊されかねない行為です。
スシローには毅然とした対応を望みます。
記事を読んでいただきましてありがとうございました。
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