日本だけにとどまらず世界を舞台に活躍している坂本龍一さん。
坂本龍一さんと言えばガンを公表し闘病中であることは有名です。
闘病が始まってからはあまり表立った活動をすることは減りましたが、それでも音楽への情熱は持ち続けてきた坂本龍一さん。
今月17日にはアルバムも発売されるそうです。
坂本龍一さんの病状は現在どうなのかや余命半年という噂について調べていきたいと思います。
2023年現在の坂本龍一のガンの病状
坂本龍一さんは現在も治療中とのことです。
かなり体力が落ちている様子で、「1時間とか1時間半とか、通常のコンサートは難しい」と話しています。
坂本龍一さんは、1月5日放送のNHK「NHKミュージックスペシャル 坂本龍一プレイング・ザ・ピアノ」(後10・00)に出演していました。
この番組は、8日間もかけて撮影されたそうです。
というのも、坂本龍一さんがガンのため体力が落ちていて、一日2,3曲に限定し時間をかけて丁寧な撮影を行ったためだそうです。
そんなに体力が落ちていたんですね…。
坂本龍一さんの現在の状況は、治療は今も継続中で体力がかなり落ちているといった感じのようです。
体力低下には「がん悪液質」というものが影響しているという記事がありました。
がん悪液質とは、複合的な代謝異常による症候群を指します。がん細胞は筋肉や脂肪を分解し、大量のブドウ糖をエネルギーとして増殖。やせて筋肉が減少するのは、そのためです。
日刊ゲンダイヘルスケア
今はがん悪液質の薬剤もあり、薬物治療と並行して生活改善をしていくことが大切なようですね。
ジャーナリストの鳥越俊太郎さん(82)は、05年に見つかった大腸がんはステージ4で、左肺に転移がありました。その後、右肺と肝臓にも転移していますが、原発の大腸がんも転移がんもすべて切除できたため、18年たった今も活躍されています。
日刊ゲンダイヘルスケア
鳥越さんも大腸がんステージ4だったようですが現在も元気に活躍中とのことですから坂本龍一さんも回復の余地は十分にありますよね!
これは先日NHKで放映されたものです。とてもきれいなピアノの音色で感動します。
坂本龍一ガンの経緯と闘病歴
2014年に発覚した中咽頭ガン
今から8年ほど前に、中咽頭がんを患っていますが、その後寛解しています。
ミュージシャンの坂本龍一(62)が10日、中咽頭がんのため治療に専念することを自身のレーベル「commmons」を共同運営しているエイベックスを通じて発表した。
6月上旬にのどに違和感を覚え診察を受け、6月下旬に中咽頭がんが判明したという。
今後、年内のスケジュールは全てキャンセルし、滞在先である米ニューヨークで治療に専念する。
https://www.oricon.co.jp/news/2039644/full/
2020年に直腸がんが見つかる
中咽頭がんの時に放射線治療が上手くいき、寛解した坂本龍一さん。
次の直腸がんに対しても放射線治療、そして並行して抗ガン剤も服用しました。
しかし治療を始めて数ヶ月が経っても、なかなかガンが消なかったそうです。
同2020年には肝臓やリンパへの転移が発覚
同じ年2020年11月に肝臓やリンパへの転移が発見されます。
このときは日本で人間ドックを受けての発覚でした。
12月に日本で仕事があってNYから帰国した際に、それまで悩んでいた物忘れの多さについて脳を調べてもらおうと人間ドックを受けたときだということです。
坂本さんは、転移が発覚したときのことをこう話しています。
この時点で放射線治療が終わって3ヶ月は経っていましたが、なぜかニューヨークの病院では転移の事実を告げられていませんでした。少なくとも9月末には転移の根っこは見えていたはずなのに。
当然、転移自体がショックなことだけど、全米でも1、2を争うガンセンターが見落としていたのか、あるいはどういう理由でか、ぼくに黙っていたことに対して、一気に不信感が芽生えました。
https://www.bookbang.jp/article/733536
「何もしなければ余命半年、強い抗ガン剤を使い、苦しい化学療法を行っても、5年の生存率は50%」こう伝えられ大変ショックを受けた坂本さんは、セカンドオピニオンを受けるため別の病院に受診します。
肺への転移
セカンドオピニオンで受診した病院でも「ステージ4」と告げられ、更に肺への転移が見つかります。
ステージ4、直腸から肝臓、リンパ、肺への転移。
このときの坂本さんの心境を思うと胸が痛いです。
ガンの摘出手術
2021年1月に、まずは直腸の原発巣と肝臓2か所、さらにはリンパへの転移を取る外科手術を受けました。
この手術は12時間を予定する大手術だったのですが、実際にかかた時間はなんと20時間だったということです。
2021年から2022年7月までの間に6回手術を行ったそうです。
そして両肺のガンの摘出手術を受けこれで終わりだと思ったところ病巣がまだ残っていることも判明したとのことで、もしかしたらこれ以降も手術をした可能性もゼロではないと思われます。
ただ、これでようやく最後だと思ったら、どうもまだ病巣は残っており、さらに増殖しているらしい。先生からそう聞かされたときは、さすがにガクッときました。
あとはひとつひとつ手術で取るのではなく、薬で全身的に対処するしかないそうです。終わりの見えない闘病生活ですね
https://www.bookbang.jp/article/733536
坂本龍一はステージ4のガン・余命はどれくらい
こちらは国立研究開発法人国立がん研究センターの資料です↓
大腸がんの相対5年生存率は、ステージIでは94.5%、ステージIIでは88.4%、ステージIIIでは77.3%、ステージIVでは18.7%とされています。
こちらはららぽーと横浜クリニック監修の大腸がん生存率↓
多少の違いはありますが、15%から18%くらいということになりますね。
坂本龍一さんは、2020年に「何もしなければ余命半年、苦しい治療を行っても5年の生存率は50%」という宣告を受けていますが、その後しっかりと手術を行い治療を続けて二年半以上経った今でも音楽活動を続けています。
そして医療は日々前進しています。
5年の生存率が50%だったとしても、それが全員にあてはまるわけではありません。
それに坂本龍一さんのような著名な方は最新の医療を受けられるでしょうし、きっとこの先何年も大丈夫だと思いたいです。
まとめ
坂本龍一さんの余命半年は「何もしなければ」という条件つきのもので、きちんと手術や治療を受けているのでただの噂でした。そして数字はあくまでも数字、全員にあてはまるものではありませんし医療は日々進歩していますから、きっと坂本龍一さんはまだまだ大丈夫でしょう。新しいアルバムの発売が楽しみです!
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