防衛省が2021年に行われた訓練中に複数の男性隊員から性被害を受けたなどと訴えていた元陸上自衛官の五ノ井里奈さんに謝罪しました。
被害を訴えていた五ノ井さんは柔道がとても強かったようですので調べてみました。
五ノ井里奈が自衛隊時代の性被害を訴える
五ノ井さんは自衛隊時代に性被害を受け、それが原因で退職しています。
五ノ井さんが陸上自衛隊に入隊したのは、2020年4月でした。
小学生の頃から女性自衛官に憧れていたとのことで、20歳のときに入隊しています。
五ノ井さんが被害を受けたのは、陸上自衛隊に所属していた2021年の6月~8月で、この期間に複数の上官から集団でセクハラを受けたということです。
今から3ヶ月ほど前にユーチューブで自衛隊時代の性被害を告白し、話題となりました。
入隊したのは東北方面の中隊で、配属先は野戦特科という火力戦闘部隊だったそうです。
五ノ井里奈は柔道のエリートだった
五ノ井さんが柔道を始めたのは小学校のときだったそうです。
中学時代
めきめきと頭角を表し、中学校一年生で県大会で優勝し、全国大会へ出場。
中学校二年生の時は、団体戦で優勝し全国大会へ出場、このときは大将を務めていたようです。
中学校三年生の時には、個人戦で優勝、東北大会へ進み二位、全国大会ではベスト16という素晴らしい成績を収めています。
五ノ井さんのすごいところは、中学生の時に家計を助けるため(小学校高学年の時にご両親が離婚しお母さんは女手一つで3人を育てていました)にずっと新聞配達をしながら柔道でもこの成績を収めたことです。
時には朝2時3時に起きて新聞配達をした後そのまま大会へ出る、というハードな状態もあったそうです。
高校時代
柔道で輝かしい成績を収めた五ノ井さんは高校へ進学しても柔道の道を志します。
高校一年生の後半にあった選手権予選で宮城県で優勝し、全国大会へも出場します。
順風満帆かと思われた高校生活ですが、同級生との人間関係に悩み不登校となり、二年生の時に高校を中退。
半年ほどは家から出られない状態が続きましたが、柔道への熱い思いから、高校3年生の10月に兵庫県の県立飾磨工業高校へ単身で転校します。
五ノ井さんは高3の年齢でしたが、高校2年生からのやり直しでした。
始めこそ一回戦で負けてしまいますが、その後は新人戦で優勝し全国大会でベスト16とここでも頭角を表します。
その後は膝を痛めて思うような結果が出せませんでしたが、大学から声がかかる程の選手でした。
大学時代
東亜大学から声がかかった五ノ井さんは、進学し柔道部に入部。
そこでも一年生の時に2019年5月11日に、「全日本ジュニア柔道体重別選手権大会山口県予選会」の57㎏級で見事優勝!
そして全日本ジュニア柔道体重別選手権大会中国大会予選会に出場しそこでも見事3位となります。
しかしその後柔道部の恩師が辞めてしまい、部の雰囲気が変化したことから、大学を中退。
元々憧れていた自衛隊の入隊試験を受け見事合格し、入隊となりました。
自衛隊時代
五ノ井さんは陸上自衛隊に入隊します。
これは東日本大震災の時、避難場所に陸上自衛隊が支援に来てくれて、その姿を見ていたからだそうです。
自衛隊では、朝霞駐屯地にある体育学校を目指していました。
膝の手術後だったため、怪我が治ったら体育学校に挑戦する予定だったようです。
体育学校は、オリンピックを目指す人達がたくさんいる学校で、五ノ井さんはそこで柔道に専念したいという思いがありました。
しかし、訓練でセクハラに合い、その夢も断念せざるを得ず、現在に至ります。
まとめ
自衛隊のセクハラを訴えている五ノ井里奈さんは柔道のエリートでした。
しかし大変な苦労をされている方なんですね。
今回セクハラに対して防衛省が謝罪をしたということですので、五ノ井さんの苦労も少しは報われたかと思います。
また柔道への道が拓けることを願っています。
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