劇作家の谷賢一さんが、女優の大内彩加さんから訴えられました。
「谷さんからセクシュアルハラスメントを受けた」というものです。
そのハラスメントの内容はどんなものだったのか、まとめてみました。
劇作家の谷賢一が女優、大内彩加に提訴される
劇作家の谷賢一さん(40)による新作公演「家を壊す―他、短編―」は15日、全公演の中止が決まった。主催する「浜通り舞台芸術祭実行委員会」が発表した。谷さんが主宰する劇団の女性が、谷さんからセクシュアルハラスメントを受けたとする文書をインターネットに投稿したためという。
毎日新聞
実は大内彩加さんは、一ヶ月ほど前の11月24日付で谷さんに慰謝料など550万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こしていました。
そして大内彩加さんが20日、実名でオンラインの記者会見に臨み、谷さんから性暴力を受けたと訴えたのです。
訴状の内容についてヤフーニュースにはこう書かれています。
訴状によると大内さんは2018年7月、東京都内で谷さんと飲酒後に「終電を逃したから家に行く」と言われ、自宅で力ずくで性行為をされたなどとしている。
ヤフーニュース
ハラスメントについて最初にネットで発表したのは12月15日のことでした。
この告発によって、谷賢一さんの新作公演は全公演中止という事態に発展。
これに対して谷賢一さんは即座にこう反論しています。
谷さんはこの日夜に「事実無根および悪意のある誇張に満ち、受け入れられるものではありません」とのコメントを自身のウェブサイトで公表した。取材に「福島の復興のためにと思って活動してきた。残念だが、しばらくは創作活動も中止して裁判に集中したい」と述べた。
毎日新聞
【何した】谷賢一のハラスメント内容

こちらが大内彩加さんのツイートです。
下記は大内彩加さんのnoteに書かれていたハラスメントの内容です。
- 日常的に胸やお尻を触る
- 卑猥な言葉をかけられる
- 卑猥な内容のLINEが送られてくる
- 稽古中に飲酒をしながら稽古をする
- 酩酊状態で稽古場に来る
- 性的な演出を演者の許可を取らず行う
- 若い役者・スタッフを複数人の前で怒鳴りつける
- 女性キャストに肩を揉ませる
- 女性を必ず自分の隣に座らせる
- 物に当たる、態度に大きく不快感を出しながら稽古をする
- 急に人をたたく、蹴る
またこういったことも言及されていました。
しかし谷は、自身が性加害を行ってきたこと、ハラスメント行為をしてきたことの自覚がありません。
大内彩加note
2022年6月、劇団内のハラスメントについて話し合う会が行われた時に谷が「自分はハラスメントをしたことはない」「もししたとしても●●(過去の劇団員)の尻を揉んだくらいだ」と発言したことを私は忘れません。
大内彩加さんは現在適応障害・うつ病を患い精神科に通院、投薬治療をしてるとのことで、何度も自殺をしようとしたこともあると告白しています。
谷賢一はこれに対して反論

しかし谷賢一さんはこの大内彩加さんの文章に反論。
本日、大内彩加さんによりインターネット上に発表された文章についてコメントさせて頂きます。彼女の文章は事実無根および悪意のある誇張に満ちており、受け入れられるものではありません。訴状が届いていないため起訴内容については確認できておりませんが、司法の場で争う所存です。
中略
大内さんや宮地さんとは、今年の夏に一緒にリスペクトトレーニング講習を受けたり、ハラスメント講習を受けた上で、今後劇団としてどのような環境づくりをしていくか対応を協議していました。それも「劇団内で問題が起きたから」というきっかけではなく、演劇界で起きていた様々なハラスメント事件を他人事とせず、劇団として自分たちの対応をアップデートしていくための自発的な動きでした。そんな中、今回このように寝耳に水の形で、公演前日に訴えを起こされたことは大変心外です。これはれっきとした名誉毀損であり、私が今準備している公演遂行のためにも看過することができません。そして何より私自身の名誉のためにも、取り下げて頂くまで戦う覚悟でおります。
谷賢一https://www.playnote.net/archives/2752
どちらも徹底的に争う姿勢を見せています。
どちらが正しいのかは現在は全くわかりませんので、谷賢一さんのことも大内彩加さんのことも叩いたりすることはしてはならないでしょう。
裁判の結果を見たいと思います。

まとめ
どちらも争う姿勢ですね。
とにかく裁判がどうなるかを見ていきたいと思います。
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