グリーンピア大沼(北海道茅部郡森町赤井川229)で行われたイベントで痛ましい事故が起きてしまいました。
11歳の女の子が運転するゴーカートが見学している人たちのところへ突っ込んでしまい、二歳の子が死亡し、四歳二人が怪我をしました。
なぜこんな事故が起こってしまったのか…。
この記事では世間が考える原因5つをまとめます。
事故現場の動画
こちらは事故について語る関係者と、事故現場の様子の動画です。(事故の動画ではありません)
世間が思う事故につながった原因5つとは
コース周りの安全不備
ゴーカートの走行コースの回りには一部は頑丈なコンクリートが置かれていたということですが、観客がいるゴール前には、三角コーンとポールのみだったということです。



ゴーカートというよりレーシングカーでは?
このイベントで女の子が乗っていたのは、なんと時速40キロも出るゴーカートでした。
この事実に世間は「ゴーカートと言っているが最早レーシングカーではないのか」という声が非常に多く上がっています。

観客の位置が悪すぎではないのか
観客の位置は、ゴールの目の前でした。
子供が運転するのに不測の事態を考えずに、観客の位置をゴール前にしたのは何故なのか、観客の位置を考えていれば防げたのでは、という声も多くありました。
この図を見ていただければわかりますが、観客の位置はゴールの直前のカーブの前です。
ゴールの直前で、曲がらないといけないコースになっています。
もちろん、曲がれば問題はありませんしゴールの先にはコンクリートが設置されていますが、運転をミスして曲がれなければその先には観客がいます。

そもそも子供は高速カートに乗せるべきではなかった
時速40キロも出る大人用カートに子供が乗ることを許可したことについて疑問を呈する方も多くいました。
子供用のカートの中には、遠隔操作でカートを止めることができるものもあるようです。



一人乗りのカートを用意していることが問題では
子供は免許のある親などの大人と乗るようなカートにするべきだったのでは、と考える人もたくさんいました。
主催者はトヨタ車の販売店4社
このインベントの主催者は、函館トヨタ株式会社、函館トヨペット株式会社、トヨタカローラ函館株式会社、ネッツトヨタ函館株式会社)の合同でした。
令和4年9月18日(日)、グリーンピア大沼(北海道茅部郡森町赤井川229)において開催されたイベントです。
4社とも謝罪文がホームページに載っていました。
下記に謝罪文の一部の画像を載せておきます。






ゴーカートではなく200ccのエンジンを搭載したカート(レーシングカート)だった
遊園地などで人気のゴーカート。 通常、最高時速は30キロ程度に設定されていますが、今回事故を起こしたのは、より速いスピードが出る「レーシングカート」と呼ばれるタイプでした。 ゴーカートには、運転席の背中側に、強制的にブレーキをかけるレバーがついているものもありますが、今回使われたレーシングカートには、ついていなかったということです。
HBC北海道放送


交通事故鑑定人 中島博史さん 「(レーシングカートは)子ども用でも60キロか80キロ出ますし、大人用だと120キロぐらい出ます。事故が起きても危なくないゴーカートというイメージとはまったく違います。万が一、突っ込んできたら当然それでは防げないというのがわかっていて運用したというのは、個人的には信じられない。今回は運営側の安全対策の不足は、非常に重い責任があると思う」
HBC北海道放送
まとめ
この事故は本当に痛ましいものでした。
二度とこのようなことが起きないように、イベント主催側には細心の注意を払ってほしいものです。
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